英語の品詞を曼荼羅化する

今日は、英語の基本に立ち返り、英語の品詞曼荼羅を紹介しましょう。

英語の品詞曼荼羅

by Takayuki Ishii

助動詞 名詞 代名詞
  動詞 前置詞 形容詞
接続詞 副詞 冠詞

 

  1. 前置詞が曼荼羅の中心である。いわば、英語9品詞を統一する英語界の大日如来。なぜなら、前置詞は、4大品詞(内容語を生み出す品詞:名詞、形容詞、副詞、動詞)と全て関わるからである(例→interest in… / afraid of… / away from… / concentrate on…など)。だから、この4品詞は前置詞に接している。
  2. この4大品詞に関連する重要品詞が、曼荼羅上で右回りに置かれている。例えば、名詞の右に代名詞(=名詞の代わりをする品詞)、形容詞の下に冠詞(=形容詞的な役割を持つ[←名詞の前に付くから]機能語)、副詞の左に接続詞(=文を接続することは意味的・構造的に副詞的)、動詞の上に助動詞(=動詞を助ける品詞)がある。
  3. 内容語になる4品詞が十字に、機能語になる4品詞が4隅に配置されている。
  4. 内容語は、前置詞を挟んで、名詞と副詞が縦に、動詞と形容詞が横に配置されている。これは、名詞と副詞は直接関係がなく、また、動詞と形容詞も直接関係がないことを図で示している。しかし同時に、前置詞にこの2者を関係づける能力があることも示している(例→out in the garden [副詞+前置詞+名詞句] / sure of succeeding… [形容詞+前置詞+動詞句])。
  5. 右上の代名詞と左下の接続詞を除いて、冠詞から左回りに進むと、文における品詞の出現順になっている(冠詞⇒形容詞⇒名詞⇒助動詞⇒動詞⇒副詞:例→An intelligent person can learn quickly)。
  6. 副詞と接続詞の関係性について:①I want to learn English, so I will go to the U.S. to study it.[=②Because I want to learn English, I will go to the U.S. to study it.]において、①の場合は、I want to learn Englishがsoで代表されてI will以下の文を意味的に修飾していると言え、②の場合は、Because I want to learn Englishが、まさに、構造的に副詞節として、I will以下の文を修飾している。さらに、副詞に接続の機能がある接続副詞というものがある。①と②の場合は、thereforeを用いて表すことができる(→I want to learn English; therefore, I will go to the U.S. to study it.)。
  7. 品詞として独立していながら、品詞曼荼羅に入っていない品詞が1つある。それは、間投詞(interjection)である。間投詞は、感情のまま発するOhやOuchなど、さらには、擬声語・擬態語など、音や雰囲気をそのまま感覚で表現する語も含め、およそ、かなり原始的な言葉なので、曼荼羅には入らない。文の要素(=文に不可欠なもの)でもなく、修飾関係も持たない独立した言葉なので、互いに関連することを特徴とする品詞にはなじまない。

 

助動詞 名詞 代名詞
動詞 前置詞 形容詞
接続詞 副詞 冠詞

(1)   □の枠で囲んだ品詞(助動詞・動詞・接続詞)は「心」と関連が深い品詞

助動詞はwould you…?で依頼、Shall I…?で提案を表せるので、心と関係が深いし、また、動詞をそのまま発すると命令になる(→Leave me alone; Beat it.)ので、心と関係が深い、さらに、接続詞は、順接・逆接の意味を表すので、心の持ち方・考え方(論理思考)と関連が深い。

(2)   イタリックで示した品詞(代名詞・形容詞・冠詞)は名詞を修飾する品詞

代名詞は、人称代名詞の場合、所有格が名詞を修飾する(→my book; your mother…)し、指示代名詞と同じ形の指示形容詞はもちろん名詞を修飾する(→this pen; that man…)。

(3)   赤字で示した品詞(名詞・助動詞・動詞)は修飾の機能を持たない品詞

(4)   青字で示した品詞(形容詞・冠詞・副詞)は修飾の機能を持つ品詞

以上のように、特徴的な位置に、関連する品詞がまとまっている。

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