超基本動詞を4つ挙げるとすると・・・

英語において超基本動詞を4つ上げるとすると、make, get, giveそしてhaveになる!と、私は、考えています。

                  Make

Give     +     Get

Have

上図においてmake—haveの縦軸は、「存在」の軸で、give—getの横軸は「移動」の軸です。

makeは新たな存在が生まれること、haveはその存在が継続することを意味します。makeは<0→1>、haveは<1→1>のイメージです。また、makeは存在の変化、haveは存在の無変化を表すとも言えます。

一方、getは相手から自分への物事の移動、giveは自分から相手への物事の移動が基本の意味です。getは<You ⇒ I>、giveは<I ⇒ You>のイメージです。

これら4動詞はお互いが関連しあう超基本動詞ということになるのです。80年の人生もこの4動詞で表せると、私は考えています。

0歳から20歳: makeの時期 「体」を作る時期 (make a body)

20歳から40歳: getの時期  「頭」を得る時期 (get a head)

40歳から60歳: giveの時期  「心」を与える時期 (give a heart)

60歳から80歳: haveの時期  「魂」を持つ時期 (have a spirit)

make a body(体力)、get a head(教養)、give a heart(慈愛)、have a spirit(精神)の順番が重要なのではないかと私は思います。そして、体と知と情と意が、順に完成されていくのだと考えています。

言語の基本音と言語文化の重要概念

言語における基本的な音は、次の3つではないかと私は考えています。

(1)M [口と閉じたまま音を出すと出る子音]

(2)A [口を開けたまま音を出すと出る母音]

(3)N  [口を自然にして鼻に抜いて出る子音]

これらのうち、MとAは音としては全く飾らないので極基本音で、Mを肯定子音、Aを肯定母音と、私は名づけています。さらに、Nは「ふん!」という音が持つイメージからわかるように、否定的な単語をたくさん生み出しますので、否定子音と名づけています。確かに、日本語の「ない」、英語のnot、ドイツ語のnein、ロシア語のnyetなどN音が入っています。日本語の「・・・するな」の「な」も否定的な意味を持ちますね。

MとAの関係について考えてみましょう。Mは「む?」という音が持つイメージからわかるように、考えることを重視する、行動は後回しという感じで、肯定音(子音)でも、いわば消極音(思考音)です。これに対し、Aは「あ!」という音から、何か発見した感じ、よし行動しよう!というイメージも出て、同じ肯定音(母音)でも、いわば積極音(行動音)といえます。

今まで挙げたMとAとNは、言語上、基本的な概念を生み出すのは不思議なことではないのかもしれません。これらが、言語における基本音だからです。例えば、不定冠詞は、まさに、a(そしてan)だし、MとAとNをそのまま、つなげれば、man(人間)となります。

私が面白いと感じるのは、AMとMAの対比です。英語の世界でamといえば、もちろん、I amのamで、「私は・・・だ」の自己主張をしている感じですね。英語では積極的なaから始まる単語が自分を表現するわけです。一方、日本語は、これに対し、MAを重視します。MAとは「間」で、人間と人間の間の関係(=人間関係)が重要ということです。英語の世界では個人(AM)に焦点を当てるのに対し、日本語の世界では、個人と個人の間(MA)を大切にするのです。

これらの基本音は、文化にも影響を与えています。文化の基礎を形作る宗教を例にとりましょう。キリスト教で重要なamenという言葉にAとMとNがしっかり入っています。西洋では個人を重視するので、積極的なAから始まっています。一方、仏教では「南無」があります。これはnamという音ですね。N(自己否定)が重要であることが、この音の並びに如実に現れています。

キリスト教では、自己の確立(AM)が、原罪の消滅(N)につながるのだと主張しているみたいであるのに対し、仏教では、自我の否定(N)が、仏の現出(AM)につながるのだと唱導しているみたいです。自分の良い面を育てるのがキリスト教的発想だとすると、自分の悪い面を取り除くのが仏教的発想であるともいえますね。

AとMとNの話は尽きないのですが、今日はここまでにしておきます。読者の皆さんも何か面白いことを発見したら、私のほうまで、メッセージをくださいね。

英語基本動詞曼荼羅

密教の世界において曼荼羅は欠かせない存在ですが、私は、金剛界曼荼羅に注目しています。この曼荼羅は、全体を9つのセルに分けたものですが、これが基本的な英単語を整理するのに役立つのではないかと考えています。

さて、英語における基本動詞を9つ挙げるとすると、どうなるでしょうか。私は、次の9つが英語における最も重要な動詞であると考えています。

be, do, give, take, have, make, come, go, get

そして、これらの基本動詞を曼荼羅に当てはめてみると、次のようになると私は考えています。

come be have
give get take
go do make

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、それぞれの動詞は、お互いに意味が関連し合っています。

 

   [1] 縦の動詞群の意味      [2]横の動詞群の意味

  

   受動関係動詞
 授受関係動詞
 能動関係動詞

 それぞれの動詞群を簡単に説明します。

①    goとcomeは、この動詞の主語の移動に関係するのは明白です。giveは「与える」の意味で、目的語の移動に関係しています。

②    beは「ある」、getは「なる」、doは「する」という基本概念を表しています。beは状態、getは変化、doは動作を代表する動詞であるのは分かるでしょう。

③    haveは所有することによって、takeは獲得することによって、makeは生成することによって、自らのところに定着させる意味を持っています。

④    come(来る)、be(有る)、have(持つ)は受動的な意味を持つ動詞群であると言えます。積極的な活動を暗示しません。

⑤    give and takeと言えるように、giveとtakeは授受を表す重要動詞で、getは「得る」と「あげる」の2つの意味にまたがる動詞です。

⑥    go(行く)、do(行う)、make(する、させる)は、積極的な行動を暗示する動詞です。「行く」と「行う」で「行」が一致しているのも興味深いと言えます。

曼荼羅の中心部分にgetが、堂々と鎮座している訳ですが、getは動詞が表す基本概念を包括的に持つ動詞の中の動詞、英語の中の「ザ・動詞」、動詞の王様と言える存在なのです。

最初に挙げた、基本動詞9つから成る曼荼羅を、私は「英語基本動詞曼荼羅」と呼んでいます。

 

アルファベットの不思議その1

私は英語の教師であり、研究者であり、実践者であり、マニアでもあります。この4番目のマニアの視点から言うと、英単語を構成するアルファベットは不思議であると断言できます。

例えば、母音字を左端にそろえるような形で、アルファベットの文字を並べてみましょう。

 

I   II   III  IV   V   VI

1 A B C D
2 E F G H
3 I J K L M N
4 O P Q R S T
5 U V W X Y Z

すると、各縦列に次のような特徴が見られます。

I列   母音を示す文字(そう並べたのだから当然ですね)

II列  Jを除いて全て唇音[=唇を利用する発音]の文字

III列 Wを除いて全て軟口蓋音[=K音やG音]の文字

IV列 Dを除いて全て文字の名前が[e]関連音で始まる

V列  Yを除いて全て文字の名前が[e]音で始まる

VI列 Nを除いて全て文字の名前が[i:]音で終わる

また、各横列には次のような特徴が見受けられます。

第1行 Aを除いて全て上下対称の文字

第2行 Eを除いて全て3画の文字

第3行 Jを除いて全て直線からできている文字

第4行 Tを除いて全て曲線を含む文字

第5行 Zを除いて全て左右対称の文字

つまり、不思議なことに、縦列に音声的な類似が、横列に形態的な類似が見られるのです。

上記の図は、英単語という言語の素であるアルファベットの表であるから、私は「言素(げんそ)の周期表」と名づけています。