五母音仮説 その7

今日は、「五母音仮説」の最後の最後に書いた「補遺」を紹介し、五母音仮説エッセイを終えたいと思います。

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補遺

日本語の五十音図を眺めてみると、偶然だとは思えないほど、色々なことが分かる。まず、「あい」(愛)に始まって「わ」(和)に終わるのが美しい。

ア行からワ行まで10種類あり、これをそれぞれ山とみなすから、この日本語を用いる国を「山十」(やまと)の国であるという民間語源もある。五十音が国の名前と言霊でつながっている感じがする。

イザナギとイザナミが最初に産んだ島は、淡路島であるが、これは「あ()」から「わ()」に至る「路[みち]」(じ)だから、「あわじ」と解釈できる。

五十音の最後がまた奥深い。五十音の代表は、最後を締めくくる「わ」なので、聖徳太子は、森羅万象を貫く究極的な原理を「和」としたとも考えられる。

「わ」がすべてを背負っているから、「わっしょい」という言葉ができ、めでたい祭りを盛り上げる言葉になっているとされる。

「和」になるということは、うれしくなり、「笑い」が生じるが、これは「わ来」(=「わ」が来る)から来ていると、言霊的に考えられる。

 

参考文献

黒川伊保子(2007)『日本語はなぜ美しいのか』、集英社。

ひすいこたろう・山下弘司(2009)『人生が100倍楽しくなる名前セラピー』、毎日コミュニケーションズ。

 

 

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